関西遊技機商業協同組合(和久田守彦理事長)は1月26日、ホテル日航大阪において兵庫県警察本部生活安全部の甚田郁雄警視正を講師に迎えた代表者研修会と新年祝賀会を開催した。
昨年の不祥事を反省し、中古機流通に顔認証システムを、取扱主任者の研修会に実機点検テストとペーパーテストを新たに導入。実機点検・ペーパーテストは1月19日から既にスタート。顔認証システムも4月からの導入に向けて急ピッチで準備が進められている。
挨拶に立った和久田理事長は、組合員の不正により全国900社に及ぶ企業の商権を脅かしたことを詫びたあと「今年も昨年と同様に厳しい状況が続くと予想されますが、これらを転機と捉え手つかずの問題にも取り組みます」と、ファンとの絆を取り戻せる業界づくりに邁進するとしている。甚田警視正は、電動ハンドル、フィーバー機、パチスロ機登場のシーンで業界は大きく変わったように思うと前置き「業界の歴史は規制の歴史と言い換えてもよいと思います。現行の制度は信用の上に成り立っています。規制は業界の為でもあることを良く理解していただきたい」と健全営業、不正機撲滅を要望した。