長野県遊技業協同組合(青松英和理事長)は5月23日、ホテル国際21(長野市)において、協同組合創立50周年記念式典・祝賀会を開催。記念事業として社会福祉増進、ならびに熊本地震被災への義援金として300万円を贈った。
昭和41年4月11日、組合員186名により協同組合設立の協議を経て同年6月県知事に認可申請を行い、同年7月9日長野県遊技業協同組合の設立が認可。以来、社会貢献活動や青少年健全育成、暴力追放など“身近で手軽な大衆娯楽”を目標に様々な活動をしてきた同組合。50年の節目を迎える本大会には組合員を始めとする約170名が集まった。
冒頭、挨拶に立った青松理事長は、「この50年、我が業界は幾多の試練の時期があったが、業界の先達の英知と努力で発展した。しかし急速な発展の影ではいくつかの問題も発生。パチンコ・パチスロ産業の低迷する今、業界の原点である身近で手軽な大衆娯楽から逸脱した営業を、長きにわたり続けてきたことにある。ここに至り、危機的状況を打開するため、業に従事する全員が共通認識を持って事にあたる体制ができつつある。一致団結して対処し、パチンコ・パチスロから離れていったファンの方々にもう一度足を運んでいただき、その上に新たなファンを開拓していくことに努めて参りたい。この危機と直面する50年の節目を新たな組合のスタートにしたい」と語り、組合を築き上げてきた先達と、 会場に集まった関係者などに対し感謝の気持ちと健全化への誓いを伝えた。
記念事業発表では永年勤続ホール勤続25年以上14名を表彰。記念事業として、熊本地震の被災者支援に供するための義援金100万円(長野県を通じ)、高齢者・身障者福祉増進ならびに青少年健全育成のため200万円を長野県阿部守一知事(代理・中島恵理副知事)に贈った。来賓祝辞では、中島恵理副知事(長野県)、須江和幸生活安全部長(長野県警察本部生活安全部)、鈴木幸一部長(長野県中小企業団体中央会)、金子義治専務(全関東連)が祝辞を述べた。
また、50周年を記念して須江生活安全部長が記念講話。そしてアンサンブルユニットSatiaによる記念演奏で華を添えた。
中島副知事(左)に義援金ならびに社会福祉増進として寄付
Satiaによる演奏で50周年式典のオープニング
青松理事長の締めの万歳三唱で新しい健全営業へのスタートを期した