都福祉事業協会 京都府内の18団体に寄付・助成金贈呈

一般社団法人都福祉事業協会(神谷俊昭代表理事)は2月8日、京都市中京区の京都ホテルオークラにおいて、平成29年度寄付・助成金贈呈式を開催した。

同協会は京都府内の景品商社で構成される団体だ。平成15年の協会設立以来、社会福祉事業を積極的に推進する各種ボランティア団体への支援活動を主に行なってきた。これまで延べ249団体に約9500万円を寄贈しており、15回目となる今回は、京都府・市を始めとする18団体に総額約300万円を贈呈した。

開催に先立ち、挨拶に立った神谷代表は、少子高齢化や核家族化進む中で、多様性のある社会の実現に向け地域の再構築が求められていると現状を述べ、「誰もが豊かになる社会実現に向け、官民一体となって進まなければなりません。その為には今日お集まりの皆様の力が必要です。我々もささやかではありますが、この贈呈を通じて、皆様の活動に参画できれば」と述べ、今後も継続して活動を行いたいと語った。

18団体の代表者それぞれに目録を贈呈した後、京都府・市などの受贈先団体より感謝状が贈られた。最後に受贈者を代表して、京都市いきいき筋力トレーニング中京の安孫子正孝代表が壇上に上がり、自身の活動を高齢者の認知症予防と転倒防止の為、筋トレと脳トレを行なっていると紹介。「この度の助成金は筋トレ器具として使用するバランスボールなどの購入費に充てます。高齢者がますます元気に生活できるよう、これからも頑張っていきたい」と述べ、時勢柄厳しい中にも関わらず、社会福祉の増進に寄与すべく同協会の活動に謝辞を述べた。