遊技機運送事業協同組合連合会(栗原真会長)は3月15日、東京・東上野のオーラムにおいて、セキュリティー研修会並びに遊技機運送事業協同組合連合会の設立記念式典が開催された。
式典の冒頭、挨拶に立った連合会の栗原真会長は、「遊技機運送組合の連合化は遊運協の初代理事長の頃より構想としてありましたが、それから十数年経過してしまいました。18年前に遊技機輸送に特化した組合が日本で初めて誕生したのが近畿遊技機輸送事業協同組合。その後、中部遊技機輸送事業協同組合、遊技機運送事業協同組合、九州遊技機運送事業協同組合が設立され、4団体で合計98社により、連絡協議会を経て昨年11月に創立総会を行いました。発足はしたが、運用についてはこれからという中、遊運連として業界の健全化の一助となるべく努める所存」と語った。
来賓挨拶に立った警察庁生活安全局保安課の大野係長は、「この度、遊技機運送事業協同組合連合会が設立された事に心からお慶び申し上げる」とした後、ぱちんこ遊技人口が減少傾向にある中、遊技客が少ない遊技料金で安心して楽しんでもらうべく様々な取り組みがなされているが、依然として遊技機の不正改造事犯が絶えず、のめり込みに起因すると思われる各種問題が発生するなど健全化を阻害する要因が残されている。とりわけ遊技機の改造事犯は遊技機の運送中に不正部品が取り付けられるといった事犯が発生した事もあり、流通におけるセキュリティーの確保は喫緊の課題であり、この中で遊技機運送業者による協議の中でよりセキュリティーを高め、安全・安心な輸送サービスを提供するために連合会が設立される事は大変心強い。本年4月1日から施行される製造業者遊技機流通健全化要綱が適切に運用されるかは現場における取り組みに掛かっている」との小柳課長の挨拶を代読した。