近輸協 第1回セキュリティ実務者研修会開催

近畿遊技機輸送事業協同組合(後藤達人理事長)は4月25日、大阪・中央区の難波御堂筋ホールにおいて、第1回目となるセキュリティ実務者研修会を開催した。

昨年、関東圏で発生した遊技機不正事案に関連し、遊技機の健全化セキュリティの強化を目的に、遊技機運送事業連絡協議会を立ち上げ、その取り組みの一環として今回の開催となり、関西遊商並びに回胴遊商近畿支部の担当者による講話並びに研修会が実施された。

挨拶に立った後藤理事長は、業界は未だ数々の不正事案が発生し、ファンのパチンコ離れに拍車をかけている。近輸協は、全国の遊技機運送事業組合と連携して運送事業連絡協議会を立ち上げ、その協議会を通じて日電協並びに遊技関連の各団体と情報の共有化を行い、輸送セキュリティ並びに運送事業者の地位向上に取り組んでいると述べ、繁忙期に委託する協力運送会社のドライバーへの教育と周知徹底を改めて要請した。

講話では、関西遊商の加藤専務理事より「遊技業界の現状及び遊技機輸送業務に関わるセキュリティ等について」、回胴遊商近畿支部の西山副支部長より「中古機流通の取り扱い要項等について」とのテーマでそれぞれ講話を行った。

第二部の研修会では、坂下セキュリティー委員長より日電協からの要望事項の周知徹底が図られた。要望項目は保管倉庫の管理体制について、業務マニュアルによる従業員教育、中継提携先運送会社の教育についてなど、6項目を中心に解説した。坂下委員長は、まずは預かっている遊技機を不正する人(内外問わず)から守る事が重要とした。