公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会(南條智宣理事長)は4月7日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において、令和6年度年度外国人留学生奨学金受給証書交付式を開催。今年度は7カ国(中国4、韓国4、インドネシア3、ベトナム3、ミャンマー1、スリランカ1、モンゴル1)からの学生17名(新規5名と継続12名)への奨学金受給を決定した。
式典は、南條理事長より新規・継続それぞれの代表者に受給証書を手渡した。受給証書の交付の後、挨拶に立った南條理事長は、「皆さんは、たくさんの希望者の中から、成績優秀で人間的にも立派と選ばれました。今後は当財団の奨学生という誇りを持ち、勉学に励んで下さい」と激励した。1991年の設立以来、26か国、(のべ)989名の留学生を支援することができたと意義を伝えた。世界に目を向けると紛争などが続いて解決の道のりは険しいかもしれないが、財団は文化などの違いを乗り越え、お互いを理解し合える平和につながる一助となればと活動しているとし、「将来、日本の良き理解者となって日本と本国の真の懸け橋になって頂きたい」と期待した。
続いて国際交流の調整及び推進等を行う大阪国際交流監の一坂浩史氏は冒頭、3月28日にミャンマー北部で壊滅的な地震が起こり、多くの犠牲者が出たことに対して、冥福を祈った。また被災者に対してお見舞いの言葉を述べ、一日も早い復旧復興を祈った。来賓を代表して、「大阪の地で皆さまが学問を深め、多くの方々と交流を深めて、有意義な生活を送って欲しい。いよいよ2025年4月13日、大阪万博が開幕します。命輝く未来社会のデザインがテーマになっており、絶好の機会を体験して欲しい。大阪で活躍できるグローバル人材の育成に力を入れており、留学生の皆さまにも期待しています」と留学生が大阪で学び、大阪から世界に向けて羽ばたく事を期待した。
最後に奨学生の代表謝辞においては、多くの奨学生を支援してきた財団に応募し、奨学生となれた事に謝意を述べ、勉学に励み、夢に向けて努力していきたいと述べた。