公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会(上浦文雄理事長)は12月18日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において、奨学生親睦交流会を開催。同財団が奨学金により支援する留学生等約30名を招き、親睦を深めた。
新型コロナ感染症の感染拡大に十分に配慮した交流会では、マジックアーティストの坂本哲也氏によるマジックショー、大阪府警察本部府民安全対策課による防犯指導班による防犯寸劇、抽選会などで一足早いクリスマス交流となった。
財団を代表して挨拶に立った上浦理事長は、「去年以来、コロナの件で様々な交流の機会を中止しておりました。こうして久しぶりに皆さんと顔を合わす事ができ、嬉しく思います。コロナ禍で留学生の皆さんはご苦労が多いと思います。大学でもリモート授業が増えたと聞いています。その中で、勉学に励んでいる事に敬意を表します」と、2年振りの交流親睦会が開催できた事に謝意を述べた。
交流親睦会の後半では、来年春に卒業する8名を紹介し、卒業生に記念品を贈った。卒業生は、それぞれ「商社に入社して母国の支社で勤務できるよう頑張りたい」「4年間支えていただき有難うございます」「日本でデベロッパーの会社の就職が決まりました。新しい街づくりを目指したい」「これまで学んできた研究を続け、今度、北海道で学ぶ事になりました」「将来は、母国に帰り教師になります。日本文化を伝えたい」「母国からの留学生を受け入れる役割を通じてさらに交流を目指したい」「東京にある大学院に進学します」「これから帰国する予定です。これから留学する後輩たちの面倒をみていきたい」など、奨学生として支えられた感謝と母国と日本との架け橋となりたいと抱負を述べていた。