豊丸産業 ケアテックス関西2016にブース出展

豊丸産業(株)(本社/名古屋市中村区)は12月7日から9日までの間、大阪・南港のインテックス大阪において開催されたCareTEX(ケアテックス)関西2016(主催:ブティックス)にブースを出展。認知症予防を目的としたレクリエーション機器「トレパチ」と共に、新たにリリースが決定した「エアロビックトレパチ」を出品した。

展示会は介護用品はもとより、介護施設向け設備・機器/サービスが一同に集まる企業向けの内容だ。近畿圏内の企業を中心に九州、東海地区など幅広いエリアからの関係者が訪れた。今回、同社ではトレパチの展示を通じて施設への導入PRや、製品を更に拡販すべく代理店の募集などを行なった。

トレパチは同社が培ってきたパチンコ製造の技術をもっと社会に役立てる事はできないかとの思いからスタートした。展示会に訪れた永野光容社長によると、認知症の予防や進行に歯止めをかけるためには、薬餌療法だけでなく、精神面に訴えかける「情動療法」が必要だと指摘する。高齢者が能動的に動き、考え、刺激を受けることで脳を活性化させる。パチンコの音や光、リーチがかかって「当たるかも!?」というドキドキできるゲーム性はまさに情動療法に適した内容で、トレパチはそれを介護施設向けに特化した様々な工夫が盛り込まれている。

特に12月よりリリースが決定した「エアロビックトレパチ」は、玉を飛ばす機構にハンドルではなく、エアロバイクなどの運動器具を用いた商品だ。漕いだり歩いたり、体を動かしながら玉を飛ばしてパチンコが楽しめる。あくまでも高齢者のユースを想定しているため、ペダル等の重さはユーザーの筋力によって調整が可能だ。無理のない適度な運動と、パチンコによる楽しい指摘が相まってより高い効果に期待できる。尚、導入に際してはエアロバイク・足こぎペダル、ウォーキングマシーンの3種類から選択可能だ。

「高齢化社会が進む現在、若年層ユーザーの獲得に目を向けることも大切ですが、高齢者の受け皿となる娯楽の提供も必要です。『トレパチ』を通じて高齢者が元気で気概を持って生きられる社会作りに貢献したい。」と永野社長。今回の展示会を通じて認知度を更に高め、より多くの高齢者にトレパチを楽しんで欲しいと語った。