警察庁生活安全局保安課はこのほど、令和5年における風俗環境の現状と風俗関係事犯の取締り状況等について公表した。それによると令和5年末のパチンコホール数は7083軒(前年比582軒減)、遊技機342万5246(同13万8793台減)とした。ホール数の減少は、今夏の改刷の影響含め底打ち感がなく依然として手探りの状況といえる。
IR推進のためのギャンブル等依存症対策の御旗のもと断行された影響、コロナ禍によるマイナスイメージの残響、諸物価高騰による経済的な影響、そして可処分所得の減退、依然と続くファン離れにより、令和元年からの5年間で2556軒の減、遊技機77万0684台の減と如実になっており、その減少状況はいまだに続いている。
ぱちんこ屋営業(4号)の許可数は、ぱちんこ遊技機設置店6640軒(前年比414軒減・設置遊技機207万7641台)、回胴式遊技機等設置店443軒(同168軒減少・設置遊技機委134万7466台)。1店舗当たりの備付台数は、483.6台と前年より18.6台増えた。
ぱちんこ遊技機等備付台数別の営業所数の推移は、ぱちんこ遊技機等備付台数100台以下と1001台以上の営業所が増加している。ぱちんこ遊技機等備付台数別の営業所の構成比は、100台以下275軒(前年比37軒増)、101-300台1630軒(前年比357軒減)、301-500台2457軒(前年比298軒減)、501-1000台2346軒(前年比15軒減)、1001台以上375軒(前年比21軒増)。