警察庁生活安全局保安課は、4月13日までに「平成23年中における風俗関係事犯の取締状況等について」を公表。平成23年12月末までの営業所数は、1万2323店(前年より-156店)。その内、パチンコ店は前年より184店減の1万1392店、パチスロ専門店は前年より28店増の931店だった。
パチンコ機は、310万7688台(5万5962台減)、パチスロ機は、147万4838台(8万4346台増)、じゃん球その他258台(30台減)。遊技機総数は、458万2784台(2万8354台増)。これにより1店舗平均は、371.9台(6.9台増)と店舗の大型化が続いている。それは501台以上(1000台以上含む)の店舗は、全体の5分の1(19.4%)を占め、しかも1000台以上の店舗は、前年より31店舗増加した。パチスロ人気を受けて、平成20年当時(約145万台)にまで戻している。
取締状況における主要検挙事例として「ぱちんこ店による遊技機の不正改造事件」(大阪)、「ぱちんこ店による賞品買取事件」(大阪・北海道)を特記。遊技機使用賭博事犯では「パチスロ賭博店における常習賭博等事件」(広島)の事例を特記して、闇スロが依然暗躍していることへの警戒を示している。