訃報 室伏哲郎氏逝去

評論家の室伏哲郎(むろぶし・てつろう)さんは10月26日、急性肺炎で死去。78歳。

パチーノの提唱者でありカジノ合法化による雇用拡大などを掲げる「日本カジノ学会」の理事長を務めるなど、業界にも先駆的な影響を与えた人物である室伏氏は、1993年に日本パチンコ学会を設立。1996年にはカジノ学会(後に日本カジノ学会へ)の発足に尽力し、理事長となる。

パチンコの新名称として「K」(危険・汚い・きついなど)を除いて、「パチーノ」を提唱した人物でもある。パチンコに市民権を与えるべく、独自に『パチンコ白書』を発刊、依存問題にいち早く警鐘を鳴らしメセナ活動「ぱちんこなんでも電話相談室」(96)を設置。またミシュランのようにパチンコ版全国優良店舗の選抜を試みたりするなど、遊技業界にも様々な影響を与えた。

(写真は、2004年12月、第3回日本カジノ学会の時のもの)