神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)と神奈川福祉事業協会(伊坂重憲会長)は8月30日、県庁において、神奈川県が普及を進める「筋電義手バンク」に300万円の寄付を行い、黒岩祐治知事から感謝状を受けた。
筋電義手は腕の筋肉で発生するわずかな電流に反応し、自分の腕のように動かせる義手。筋電義手を使いこなせるようになるには一定期間の訓練が必要であり、訓練用の義手は1台約150万円と高額で、乳幼児の場合は、成長に合わせて義手の作り替えも必要となる。こうした状況から日本では筋電義手があまり普及していないが、それでも、筋電義手を必要とする方が多くいる事から、県は令和4年度、「筋電義手バンク」を設置し、寄付金を活用しながら、普及促進に取り組んでいる。
その「筋電義手バンク」の支援に対して初の感謝状を受けた伊坂理事長は、テレビ神奈川の取材に対して、「お子さんが筋電義手を使っていくとサイズが違ってくるといった話もうかがいました。 それは相当お金がかかるんだろうと思いますので我々民間で、サポートにつとめたい。また国にお願いするという事も必要かなと感じている」と述べた。