一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(杉浦生健会長・母体/全日遊連)は4月16日、全日遊連の理事会後の記者会見において、毎年調査集計している遊技業界(ホール店舗)の2020年の社会貢献・社会還元の調査結果を発表した。それによると、2020年・1年間の社会貢献の額は、10億3567万0984円(8773件)だった。前年比では、総額で4億3629万4099円減・4004件減とコロナ禍の業況を直に反映した。総額内訳では、現金7億6171万4040円(4016件)、物品2億7395万6944円(4757件)。
拠出別では、都府県方面遊協が27.1%、支部11.8%、ホール57.6%、AJOSC3.5%の比率。拠出配分割合では、社会福祉30.3%、地域貢献22.7%、青少年育成14.9%、災害救済5.7%、交通1.4%、防犯11.1%、暴排3.0%、学術・文化2.6%、その他8.3%の拠出。その中、主要な物品として、福祉車両、防犯カメラ、車イス、AEDは堅実な寄贈数となっている。そして、ボランティア活動も旺盛な取り組みが続けられており、清掃ボランティア活動956件、献血活動105件、エコ活動81件、広報活動79件など、奉仕型に力が入れられた。
なお、第16回社会貢献大賞の審査結果も報告され、社会貢献大賞には、石川県遊協ならびに金沢支部の「医療用防護服およびオゾン紫外線除菌機器の寄贈」事業が選定となった。授与式は、7月に予定されている。