全日遊連が母体となり、平和で住みよい社会づくりに貢献する事業への助成や社会貢献活動の顕彰を行う、全日本社会貢献団体機構(堀田力会長)は12月2日、今回7回目となる社会貢献フォーラムをリンクステーションホール青森(青森市)において開催した。
『自然と生きる・自然を活かす〜みんなでつくる地域の力〜』をテーマに青森県出身の元力士・舞の海秀平氏をメインゲストとして、青森の自然・郷土が育んできた地域の力について再発見した。また、第二部においては、青森県遊技業協同組合の大西康弘理事長、鳥越皓之教授(早稲田大学)、近藤弘樹次長(東奥日報社)、舞の海氏がパネラーとなり、松村真貴子アナウンサーをコーディネーターにパネルディスカッションを行った。
大西理事長は、青少年の健全育成のための各種支援、車いす寄贈による高齢者福祉支援、そして東日本大震災への復興支援(義援金等)、災害に備えるための活動、AEDの設置寄贈、除雪活動などを報告した。「毎年、高校生などボランティアの助けもあり、自然を守る植樹活動をおこない、ちょうど今年で1000本を超えた。自然をよりみどり豊かなものにしていくことに継続していきたい」と述べた。鳥越教授からは、社会が成長期から成熟期への移行していくことは避けられない。そんな中で、努力・まじめ・強い・合理的といったものから、小さい・弱いといったものが尊ばれるような価値観は大きく変わっていくだろうと、社会貢献のあり方にも、さまざまな可能性を示唆し期待していた。