全日本社会貢献団体機構(堀田力会長)は7月19日、第一ホテル東京において、第7回社会貢献大賞表彰式および2012年度の助成事業助成金贈呈式を開催した。
社会貢献大賞には東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)の「石巻湊地区ボランティア派遣隊」事業が受賞した。義援金だけでなく、身体を使った直接的な支援の必要性を実感し、ホール従業員有志によるボランティア派遣隊を編成。のべ31隊242名を派遣。湊地区の要請によるがれき撤去、側溝の泥土除去等にあたった他、軽トラックや高圧洗浄機、一輪車等の作業物資を贈る等、災害からの復旧に貢献した。今期より理事長に就任した阿部理事長は、青年部が中心となったボランティア活動などを紹介。1992年に青年部が発足して以来20年の時、社会貢献への恒常的な取り組みが評価を受けたことに深甚なる謝意を述べた。
助成事業では、特別助成として「東日本大震災復興関連事業」5件(1580万円)、「コミュニティ強化支援事業」4件(1200万円)の2分野。一般助成「子どもの健全育成事業」7件(1400万円)、「命を大切にする研究・事業」5件(900万円)、「学術・文化の振興事業」5件(960万円)の3分野。秋田県遊協と岩手県遊協の共同助成2件(470万円)を含み26件総額6040万円の助成となった。
「JR東京駅に雄勝(おがつい)石絵壁画を飾る-震災被災児たちの挑戦-」事業は、将来を担う子供達、人々の希望と復興への弾みとなるよう、平成24年度復原完成のJR東日本東京駅に、石巻・雄勝地区5校の小中学生の手による雄勝石絵を設置する計画など、その後のレセプションで紹介された。