社会貢献機構 第6回大賞は兵庫県、震災義援金として1500万円寄託

全日本社会貢献団体機構(堀田力会長)は7月20日、第一ホテル東京において、第6回社会貢献大賞表彰式および2011年度の助成事業助成金贈呈式を開催した。

社会貢献大賞には兵庫県遊技業協同組合(米田義一理事長)が取り組む「ユニバーサル社会実現に社会貢献事業」が受賞した。米田理事長は社会貢献への恒常的な取り組みが評価を受けたことに深甚なる謝意を述べた。「兵庫県内での取り組みの際、平山郁夫先生(故人)には大変心強い理解をいただいた。やがては、全国規模で社会貢献に取り組む団体の必要性という機運にもつながった。それがこの社会貢献機構であり、平山先生が初代会長に就任いただいた。そうした経緯を思い返し、兵庫の取り組みが内外から高い評価を受けるまでになったことに感無量です」と、さらなる社会貢献の努力を誓った。

助成事業では、昨年より2.2倍の169件、4.4億円の募集規模となった。この中から助成審査を行い、33件(6130万円)を決定、贈呈した。助成受賞団体からの代表謝辞では、デヴィ夫人(日本動物虐待防止協会・会員)が業界の共生への協力に感謝した。最後に東日本大震災の復興支援のため、機構レセプションを簡素化することで、義援金1500万円を捻出。子どもたちの健全育成につながるようにと「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」への寄託を発表。原田理事長から吉田事務局長(あしなが育英会)に目録を贈呈した。