一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(宮廻正明代表理事)は7月20日、第一ホテル東京において、第18回社会貢献大賞表彰式および2023年度の助成事業助成金贈呈式を開催した。
社会貢献大賞には、神奈川県遊技業場協同組合(伊坂重憲理事長)の「神奈川県が行うウクライナ避難民支援事業に対する支援」事業が選定となった。昨年、ロシアのウクライナ侵攻が始まり、神奈川県は、避難民への支援としては、県営住宅100戸など受け入れ体制を整えた。この取組みに対して神奈川遊協は、住宅5戸で、すぐにでも生活できるよう家電(冷蔵庫、洗濯機等)や家具(テーブル、椅子、寝具等)の最低限の家財道具を寄贈した取組み。
代表受賞した伊坂理事長は、「避難したウクライナの人たちが少しでも希望をもって生活できるよう目に見える形でできる支援をとすぐに申し入れさせていただきました。そして、このニュースが、様々な寄付や人道支援に広がっていく呼び水となればという思いでした」と昨年4月の寄贈式の事を報告。現在も、総会開催時の懇親会に人道支援チャリティーコンサートの開催、8月末には避難されているウクライナの方々を招待して、日本文化体験会のパーティーを催す予定とした。「私たちは今、大変厳しい経営環境にありますが、私たちのパチンコ営業は社会から必要とされる産業として認知を拡げていかなければなりません。そのためにも社会貢献活動の灯を絶やすわけにはいきません」と取組み意義を呼びかけ、大賞の栄を受けた事に深甚なる謝意を述べた。
表彰式では、新任となった宮廻正明代表理事が挨拶するとともに、八代英太会長(公益財団法人日本チャリティー協会)が祝辞した。その後は、共同・一般・特別・特命の各助成を行い、松尾道彦理事が、世相に反映しながら必要な分野への支援を目指したいと閉会のことばを述べた。