平和で住みよい社会づくりに貢献する事業への助成や社会貢献活動の顕彰を行う、全日本社会貢献団体機構(母体・全日遊連)は11月12日、北海道札幌市にある道新ホールにおいて、社会貢献フォーラムを開催。同機構と同じく主催を務めた北海道新聞社などが告知を行い、約300名が集まった。
『地域が支える子どもの未来〜スポーツとあそびで育む心と絆〜』をテーマに開催された今回のフォーラムは、第36代WBC世界フライ級チャンピオン・タレントの内藤大助氏をメインゲストとして迎えた。
第一部は内藤氏と中野涼子氏(北海道文化放送アナウンサー)が「スポーツが変えた心」と題して講演。母子家庭で育った内藤氏は、子どもの頃から母は厳しかったと振り返り、日本王者になった時、もっと上(世界王者)があるじゃないのと叱咤激励されたエピソードを紹介した。中学生時代、壮絶ないじめをうけた経験をもつ内藤氏。上京後ボクシングを始めた動機はジムに通っているといえば、地元のいじめっこに舐められないと考えたからだという。厳しい練習を耐え抜き、日々の努力を積み重ねた結果、WBC世界フライ級チャンピオンを勝ち取る。多くの人に支えられながら世界王者に上り詰める事ができた事を振り返り「一生懸命続けてきた事で、心の強さを身につけられた」とスポーツを通した心と絆の重要性を語った。
第二部は内藤氏に加え、札幌方面遊技業協同組合の合田康広理事長、北海道教育大学岩見沢校の山本理人教授、北海道新聞社事業局事業センターの荒本太郎部長がパネラーとなり、中野氏のコーディネーターにより「地域が支える子どもの未来」についてフォーラムを行った。合田理事長は、組合が行う社会貢献活動の数々を紹介。地域と密着した社会貢献活動を目指していることを紹介した。
講演を行った内藤氏(右)
合田理事長