平和で住みよい社会づくりに貢献する事業への助成や社会貢献活動の顕彰を行う、全日本社会貢献団体機構(母体・全日遊連)は11月20日、福井市の福井新聞社「風の森ホール」にて、社会貢献フォーラムを開催。同機構と同じく主催を務めた福井新聞社が告知を行い、約300名が集まった。
『つながる・ひろがる ボランティアと地域の絆』をテーマに開催された今回のフォーラムは、災害時に限らず普段からできるボランティア活動について、考え行動する事で様々な心の交流と絆が生まれる事例等を紹介し、社会貢献活動の役割と可能性について討論を行った。
第一部は元NHKお天気キャスターの半井小絵(なからいさえ)さんが、「気象災害と防災への心がまえ」をテーマに講演。第二部は福井県遊技業協同組合の加藤英彦理事長、早稲田大学の鳥越皓之教授、福井新聞社社会部記者の奥田康一郎氏、半井さんがパネラーとなり、松村真貴子アナウンサーをコーディネーターにパネルディスカッションを行った。加藤理事長は、県遊協が行う社会貢献活動の数々を紹介。「チャリティボックス(遊技客の善意により寄付された景品のお菓子など)で集まったお菓子を福祉施設や保育園に届けると、子供達は目を輝かせます。それを見るとボランティアをやっていて良かったという気持ちになります。この気持ちをもっと大勢の人に感じて欲しい。ボランティア活動は、ただお金を出せば良いのではなく、自分達で動く活動が大切。それを広めていきたい」と語った。