全日本社会貢献団体機構(堀田力会長・弁護士・さわやか福祉財団理事長)は、3月5日子規記念博物館(愛媛県松山市)において、「スポーツで築く地域の輪」と題し社会貢献フォーラムを、2月11日の秋田に続いて開催。市民など約300人が集まった。
地元(八幡浜市)出身・スポーツジャーナリストの二宮清純氏、シドニーオリンピック競泳・女子400メートルメドレーリレーの銅メダリスト・田中雅美さん、後援の愛媛県遊技業協同組合から川井義廣理事長がパネラーとして参加。基調講演もつとめた二宮氏は、「スポーツは、本来、楽しむもの。そのことに日本で最初から気づいていたのは、ボールゲームを“球戯”と訳した正岡子規。“スポーツ=遊び”の本質を理解していたのではないか」とスポーツの原点を説いた。
田中さんは、「水泳は個人種目だが、実際には多くの人たちに支えられて競技を続けることができた。子どもたちと地域社会との関わりも同じ」と、地域の活性化につながるスポーツの役割を強調。川井理事長は、パチンコ業界として、スポーツ振興・支援活動を報告し、「地域貢献につなげたい」と地道な積み重ねを伝えた。