三重県、岐阜県、和歌山県、千葉県、宮城県にパチンコホール19店舗を営業する永和商事(ウインググループ)は10月31日、京セラドーム大阪において開催している第41回社会人野球日本選手権に初出場しTDK(東北・秋田)との初戦を行った。都市対抗とならぶ2大大会での初勝利を目指したウイングは、2点差の最終回に一挙3点を上げ初勝利を挙げた。
地元三重からは応援団が大挙し、相手チームを上回る大声援でプレイボール。しかし直後、相手チームの先頭打者に3塁打を喫し、内野ゴロの間に先制点。ウイング打線は、ランナーは出るものの2アウトからの出塁の中、緩急ある先発相手ピッチャーを打ち崩せない出だし。5回2アウトから9番・砂川選手がようやく初ヒットと打線はスロースタート。ラッキーセブンの7回裏、TDKはノーアウトのランナーを犠打で送るなどして生還、効率よく2点目を得点した。
8回途中の状況として、トイレに立った記者が耳にした「相手チームより応援含めビール飲んで(ドーム売上に貢献)、相手チーム応援団より、トイレに立つ回数は負けてない」という、つぶやきが聞こえる中、最終回を迎えた。泣いても笑っても最終回の熱烈応援、下位打線から始まり、初めて一死後から連続ヒット、代打攻勢。1点を返し、さらに代打で新人の渡邊(耀)選手は、外野を抜く3塁打により、ランナー2者が長駆ホームイン逆転した。最終回裏、先発の高橋投手から代わった渡辺(康)投手は、気迫のピッチング。ノーアウトからランナーを許すも、ラストバッターを三振で打ち取り、大きな初勝利を勝ち取った。
試合後も、永和商事ウイングの初勝利に観客の熱烈応援が続いた。次試合のため、前回優勝のトヨタ自動車(東海・愛知)の応援団が入場の際、「初勝利おめでとう」と同じ東海勢のチーム初勝利に祝福の声が交わされていた。次の試合は11月5日(木)の第一試合(11:00〜)の予定。
9回まで諦めなかった熱烈大応援団
最後まで諦めない応援
あきらめない応援団は最後まで応援を続けた
最終回、代打渡辺選手の一打が逆転につながった
最終スコア