東京都遊技業協同組合(原田實理事長)の機械対策委員会(飯田雅夫委員長)は、10月21日に都内新宿区の遊技会館において、業界ジャーナリストのPOKKA吉田氏を講師に迎えて「中古機流通の問題点と法的根拠」と題した勉強会を開催した。
中古機流通に関して、ホール設置中のQRコード読み取り行為(いわゆる前Q)に対して行政が苦言を呈し、一部遊技機商業組合が前Qを禁止とする措置を取った、との報道がなされ、混乱が発生した件について、吉田氏は「自店に設置しつつQRコードを読み取り、移動手続き完了まで営業を行うのは大量販売先行導入に対抗するホール側の自衛手段で、法的にそれを禁止している文言はない」と断言。
ただし、「販売会社のずさんな点検確認(決められた項目を確認せずにQRコードだけを読み取って終了するなど)について行政が不快感を表しているのは事実。このような状況が続けば中古機流通システム自体が崩壊する危険性を孕んでいる」と警鐘を鳴らした。