東京遊協 組合員資格停止に関する規約を周知

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は8月7日、臨時総代会を開催し、「組合員の資格停止に関する規約」について決議したことを、8月11日全組合員に向け周知した。

周知文書において阿部理事長名で、業界を取り巻く環境は今、新型コロナウイルス感染症対策や旧規則機の計画的な入替など、極めて厳しい状況にあることから、組合員の資格停止に関する規約制定に至った経緯を説明。特に、新型コロナウイルス感染症については、第二波の動向によって再度の緊急事態宣言が発令される可能性もあることから、「今重要なことは、お客様、従業員を守るため、新型コロナウイルス感染症対応のガイドラインをしつかりと実践していただくとともに、それ以上の対策を講じて、ホールにおけるクラスターの発生を防止」することと要請。

旧規則機の計画的な入替については、「外すべき高射幸性回胴式遊技機を外していないとか、旧規則機を計画的に外していないとかいうことになりますと、規則改正の前提となっている警察庁との約束を守れなかったこととなり、将来にわたつて業界のマイナスになることは明らか」と、規約制定の趣旨を重ねて呼びかけた。「相互扶助の精神に基づき、都遊協が運営する各種施策等に際し、違背行為等があった場合における組合員の資格停止に関する処分の手続きについて定め、処分の円滑・適正な実行を図り、もって、組合員全体の利益の保全と経済的・社会的地位の向上を図る事」を目的としている。

資格停止期間は180日を限度としており、倫理委員会により裁定、9月1日より施行する(施行前の行為が施行後も継続している等、資格停止事由に抵触することが明らかな場合には、適用することができる)。