東京都遊技業協同組合(阿部泰久理事長)は5月24日、東京ドームホテル(東京都文京区)において、協同組合創立50周年記念祝賀会を開催。記念事業とし認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)など4団体に1000万円を助成した。
同組合は、都内におけるパチンコ・パチスロ店舗の団体として、昭和23年に東京都打球業組合連合会で発足。東京都遊技場組合連合会(都遊連)を経て、昭和42年9月に協同組合を設立した。以来、相互扶助の精神のもと業界健全化に取組み、同組合最大の事業であった暴力団排除活動、社会貢献活動、青少年健全育成など、総親和のもと“身近で手軽な大衆娯楽”に邁進してきた。50年の節目を迎える同祝賀会には組合員をはじめ、関係団体、協力商社、メーカーとする400余名が集まった。
冒頭、挨拶に立った阿部理事長は、自ら組合員として経験した組合活動として、平成10年11月「都遊協30周年記念式典」以後の20年余の組合の歩みの一つひとつを振り返った。「我が業界はかつてないほど苦境にありますが、業界関係者のこれまで以上に一致団結し、都遊協の50年の歴史同様に苦境を乗り越えていきたい。更に、20年、30年と業界の歴史を刻んでいく事を願い主催者として御礼の挨拶とさせていただきます」と関係者各位に感謝の気持ちと健全化への誓いを伝えた。
記念事業発表では原田實氏、南栄二氏を表彰。記念事業としてRSNに500万円、特定非営利活動法人ワンデーポート(300万円)、公益財団法人アイメイト協会(100万円)、社会福祉法人日本心身障害児協会・島田療育センター(100万円)の助成を行った。
来賓祝辞では、鴨下一郎衆議院議員(総代会において祝辞)、廣田耕一本部長(東京都青少年・治安対策本部)、林二郎風俗保安対策官(警視庁生活安全部保安課)、庄司孝輝会長(日遊協)、佐野慎一理事長(日電協)が祝辞を述べ、伊坂重憲会長(関東遊連・神奈川遊協理事長)の「おめでとう」の乾杯の音頭により懇親を深めた。また、50周年を記念して西村直之代表が記念講話(総代会において)を行った。
左より阿部理事長と島田療育センター、RSN、ワンデーポート、アイメイト協会の各代表
組合の様々な活動をパネル展示した
組合創立50周年おめでとうのかけ声で乾杯、祝賀会を開宴した