東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は12月9日、東京・新宿区の遊技会館において、第28回フォーラム110を開催。第1部では、日野孝次氏((株)のぞみ総研)による風営法セミナー、第2部では二瓶正之氏(人間力総研(株))の「遊びとしてのパチンコを考える」、第3部は村岡博之氏((株)パチンコビレッジ)による2015〜2016にかけた遊技機について理解を深めた。
濱田豊和青年部会長は「今年は激動の年となりました。解決は年内でなく来年になる観測ですが、私たちの代表の阿部理事長は、ホールが元気になるよう頑張っておりますので、組合員各位のご理解ご協力、ご支援よろしくお願い申し上げます」と述べ、厳しい経営環境が予想される中、少しでも営業のヒントとなるようフォーラム開催意義を強調した 。
法令セミナー「ホール経営の致命傷となりえる法令違反のリスク解説」では、日野氏が行政処分の量定A〜Hの分類を説明。順法営業の取り組みをさらに店舗で理解を深めて欲しいとした。「遊びとしてのパチンコを考える」について二瓶氏は遊びの役割を強く訴え、取分けパチンコは大衆娯楽の要素を全て備えた日本文化であると、その提供を担う自覚と誇りを呼びかけた。「2015年の遊技機総括と2016年の業界展望」(村岡氏)では、今年のパチンコ・パチスロ販売状況などを分析。来年の動向などを予測した。遊技環境の適正化に歩みを進める2016年、売上は下がるだろうが、それが底であり、努力しがいのある1年とした。