東京遊協 社会貢献の恒常化に協力呼びかけ

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は11月29日、遊技会館(東京都新宿区)において、11月定例理事会を開催した。小島豊副理事長(写真)から島田療育センター、pp奨学金の活動状況など、業界としての社会貢献の取組みについて協力要請。島田療育センターの支援では、松下恵代表世話人がわいわい祭り(9月9日・有志63名参加)の報告と、クリスマス会イベントへの協賛方について説明。pp奨学金では、2018年度給付募集状況について概要説明。端玉による応援商品の開発状況など、パチンコ業だからできる社会貢献活動について協力を呼びかけた。

理事会冒頭、挨拶に立った阿部理事長は、今年最終となる理事会開催に協力を呼びかけた。「新基準に該当しない遊技機(自主規制)のハードルがありましたが、全国平均では29%と達成の見込みです。規則改正は平成30年2月1日から施行され、後2カ月ほどとなっています。認定申請に対しては時間が限られてきました。その点について、ご協力賜りたい。先頃、風営法解釈運用基準の一部が改正となり、管理者の業務が新たに加わりました。その中の多くは依存対応に関する内容が入っています。依存問題への対応が大きな比重を占めています。組合員の皆様の関心の多くは、今後の遊技機の動向であると思いますが、メーカー団体とも協議を重ね、楽しくお客様に遊んでいただける遊技環境づくりに努めていかなければなりません。広告宣伝では、一部で身勝手な店舗が指摘を受けているようです。皆で渡れば怖くない的な考えではなく、皆であるべき姿を求めていけるよう、ご協力をいただきたい」と経過措置の対応について、円滑対応に理解と協力を呼びかけた。

理事会においては、東京都のたばこ規制が経営に影響する団体などが、署名活動を10月26日より開始した(募集期間は2カ月間を予定)事を受け、その活動趣旨を協議し、「受動喫煙防止対策署名活動」に協力していく事を承認した。

【決議事項】
(1)東京都受動喫煙防止条例に対する署名活動について/東京都生活衛生同業組合連合会、東京都麻雀業協同組合等の主催する受動喫煙防止対策署名活動の開始を受け、都遊協としても協力する(決議)。

【主な報告事項】
(1)余暇進における警察庁保安課長補佐の講話について/11月14日開催の秋季セミナーでの津村課長補佐の講話5項目を報告(ぱちんこへの依存防止対策、射幸性の抑制に向けた取組、「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機」の問題、遊技機の不正改造の絶無、遊技機の流通における業務の健全化について)。
(2)18歳未満立入禁止対応の徹底について/18歳未満立入禁止及び遊技禁止ポスター&シールの徹底でトラブルないよう厳正な対応要請。
(3)全関東遊連常任理事会の開催(10月20日)結果について/東遊商&回胴遊商の代表者が認定作業への協力方について説明等。
(4)税務研修会の実施及び平成28年事務年度における法人税の調査実情について/東京国税局管内では圏外、新年理事会で税務セミナーの実施。
(5)平成30年「店舗用新年ポスター」の作成、配布について/1店舗2枚配布。
(6)経営者研修会の開催(10月18日)結果報告について/遊技場経営者及び役員(店舗責任者含む)833名参加。
(7)会計助言の実施状況について。
(8)安心パチンコ・パチスロアドバイザー講習の開催(11月7日)結果について/第3回講習会(2部制)は、合計643名参加。
(9)「都遊協チャリティコンペ」の開催(11月1日)結果について/144名参加・浄財20.9万円等・協賛123万円。
(10)遊技機リサイクル事業の進捗状況について。
(11)共同購買事業及び団体保険事業の中間結果について。
(12)ヤクルト「年賀挨拶用商品イベント」の開催について。
(13)平成30年度全日遊連「全国ファン感謝デー」の幹事商社の決定について/10月16日投票により27対22でそごう・西武に決定。
(14)都遊協ファン感謝デー(2月開催)パンフレットの完成について/平成30年2月16〜18日開催。
(15)最近におけるゴト及び不具合のメーカー対応状況等について。
(16)「全国遊技業青年部会交流会」の開催(10月26日)結果について/東京青年部13名参加(23都府県78名参加)。
(17)「フォーラム110」の開催(10月11日)結果報告について/日工組メーカー3担当者を招き「規則改正後の遊技機のゆくえ」についてパネルディスカッション・150名参加。
(18)島田療育センターわいわい祭りの報告及びクリスマス募金への協力について
(19)pp奨学金応援商品のご紹介について

社会貢献活動の説明する松下代表(中央)と小島副理事長(右)