東京遊協 広告宣伝のガイドライン遵守を呼びかけ

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は11月27日、東京・市ヶ谷の遊技会館において、11月定例理事会ならびに臨時総代会(総数85名中出席51名)を開催した。臨時総代会では、組合支部が統廃合の状況にあり、5組合減。組合運営の見直し、東京都への申請のため、人事異動、定款変更、申請字句の一部修正を決議した。

冒頭、警視庁から警視庁生活安全部保安課の森浩史風俗保安対策官、今村浩一係長が出席した。森対策官が行政講話を行い、特殊詐欺防止活動への協力に謝意を示した。また、業界に向けて、①防犯対策への協力(闇バイト等の悪質事犯に対する防止の徹底・注意喚起への周知協力)②各種業界ガイドラインの徹底について(警察庁からの事務連絡もあるが、ガイドラインに沿った営業を要請)③暴排について(業界に対する暴力団の介入事犯はないが、闇バイト等継続して暴排への取組強化を要請)の3点を要請した。

臨時総代会の開催に際し、小島豊副理事長は開会に際して、業況は極めて厳しいが、pp奨学金、島田療育センターなど献身的な社会貢献活動への支援協力に対して謝意を述べた。続き、阿部理事長は業界の自主規制のガイドラインの意義について呼びかけた。特に広告宣伝ガイドラインの対応について、「業界での決め事を守ることの意義は、行政の信頼のもと運用できているのであり、反故にするようなことなく、周知徹底して欲しい」と改めて遵守を呼びかけた。

【議題】
<臨時総代会>
①役員辞任に伴う後任選挙の件(各組合長5名について承認)
②定款変更の件(組合統廃合に伴う理事等の定数を承認)
③定款変更認可申請における字句の一部修正委任の件(東京都への申請のため承認)
<理事会議決事項>
①適切な賞品提供の徹底に関する(案)について(決議)
②市ヶ谷見附ハイム309号室の売却(案)について((株)遊技会館に売却する手続きを決議)
③広告宣伝ガイドライン遵守の為の指針(案)について(SNS等の広告宣伝の乱用が散見されるところから、厳守を決議)
④委員会委員の異動(案)について(決議)
⑤(株)SL.Creationsとの契約について(案)(福利厚生に有用である冷凍食品等の企業との契約決議)
<報告連絡事項>
⑥「2024年依存対策実施状況調査」回答状況について(回答状況が芳しくない所から100%回答を呼びかけ)
⑦「税を考える週間」PR動画について(東京国税局の要請を受け、協力店舗を報告)
⑧自転車の危険な行為の厳罰化について(11月1日に施行されたことから、ながら運転、酒気帯び運転について、従事者含めて厳守を呼びかけ)
⑨「第28回都遊協チャリティコンペ」の開催結果について(11月6日、137名が参加し、収益金はpp奨学金等に活用)
⑩貯玉・再プレー手数料徴収に係る会員管理システム対応状況について(ガイドラインのひとつであり、各システム事業者と綿密な確認が必要)
⑪貯玉等の会計処理に関する考え方について(会計処理について各税務署において見解が違うところから、各社で判断することが当面の対応)
⑫ヤクルト「年賀挨拶用賞品イベント」の開催について(新年の景品提供について)
⑬ヤクルト「豆乳の力」新発売のご案内について(各種アレルギーにも対応できた景品)
⑭ゼネラルバーチャス(株)からの新提案について(企業のコスト分析と収益改善できるサービスを提供する企業)
⑮「あだち食と音楽の祭典」への出展結果について(パーパス発信の一環ととらえてジャンボパチンコを出展。次年も出展の予定)
⑯「組合まつりイン東京」への出展結果について(20台規模の試打コーナーを設置。ファン開拓の一環として位置づけており、次年も出展の予定)

なお閉会後、東京都職域支部(約1600名)の取組連絡があり、全国、議員連盟40名が当選したと報告。東京は3名の当選があった。全国各地の職域支部は拡充しており、参議院選挙に向けた取組みを確認していた。

東京都遊技業協同組合