東京遊協 八王子組合が50万円寄付

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)の八王子遊技場組合(阿部恭久組合長)は12月6日、社会貢献活動の一環として、八王子市社会福祉協議会に寄付金を贈呈した。

贈呈式は、市長応接室において開催され、八王子遊技場組合の阿部組合長が社会福祉協議会の名誉会長を務める初宿和夫八王子市長に50万円の目録を贈った。阿部組合長は、「市内のホールはピーク時50店舗余ありましたが、今は半減しています。街にパチンコ店があってよかったと言っていただけるような環境を作っていきたいと考えています。その一環として、社会貢献にも取組んでいきたいと思っていますので、引き続きご指導をお願いします」と挨拶した。そして、「ホール施設が防災拠点として住民の方々に認識してもらえるようにしたい。未だに暴力団、脱税といった印象を持つ方がいるかとは思います。組合は暴力団排除宣言して何十年になり、納税については電子納税を周知してもらえるようポスター掲示など協力しています。先日、立川警察署にご挨拶に行ったところ、特殊詐欺の問題に取組んでいるとのことで、広報など協力したいとお話したところです」と市民に安全・安心なホール営業を目指していることを伝えた。

この寄付金を原資に毎年、同協議会から社会福祉や青少年の健全育成支援、地域振興などに取組む市内の団体等に助成されており、令和6年度(2024年度)は、学校・市民センターなどで実施する小中学生向けの勉強をサポートすることを目的の、シニアボランティアが中心となる活動・小中学生の学習支援をサポートする「勉強お助け教室由木教室」に助成され、夏休みや春休みなどの開催費用に充てられており、報告を受けた。初宿市長は、「事情があって学校に行けない子どもたちも、こうした教室に足を運ぶことで、学ぶきっかけ作りになっていることで、ありがたいです」と、組合からの寄付と同教室の取組みに感謝を述べた。

阿部組合長からは、子どもや高齢者を対象にした福祉事業にも取組んでいることを説明。自治体や地域と一体になって社会福祉の増進に取組みたいと、青少年の健全育成についても、懇談を深めていた。なお、同組合による寄付金の贈呈は平成23年(2011年)から継続され、今回で14回目となった。

東京都遊技業協同組合