東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は4月23日、東京・市ヶ谷の遊技会館において、4月定例理事会(理事数73名中出席52名、直接41名・ズーム11名)を開催した。
4月17日に開催された全日遊連の4月理事会を静養のため欠席した阿部理事長は元気に登壇あいさつ。「総会前の最後の理事会です。総会に上程する議案含めて慎重審議をお願いします。業況は依然厳しいという中、私たちはどう乗り越えていくか、組合員各位の様々なご意見をいただき、組合としてまとめて行動できるようにしていきたい。皆様の忌憚のない意見を寄せてください」と新年度に向けた組合運営に協力を呼びかけた。
議長団には阿部理事長、佐藤功二副理事長、熊谷誠副理事長を選任した。①重点推進項目については、前回、総務委員会6項目、経営委員会5項目、事業委員会5項目、機械対策委員会6項目、青年部会4項目等決議していたが、字句表記について修正を承認した。②2025年通常総代会(総会)への提出議題(案)については、総会宣言(案)で、パーパスの実効性あるものへ重きを置いた他、スローガン(案)、決算・予算(案)など、上程議案を承認した。③2024年社会貢献、社会還元の実施状況調査結果では、一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(宮廻正明代表理事)は、毎年調査集計している遊技業界(ホール店舗)の2024年の社会貢献・社会還元の調査結果を示し、2024年・1年間の社会貢献の額は13億8615万6666円(9557件)。こうした社会貢献に引き続き取組んでいくことを呼びかけた。④パチンコ・パチスロ奨学金の2025年度については、2017年度から2024年度までのべ255名の学生に総額1億円余を給付してきた。2025年度は、過去最高の205名の応募があり、27名を選定した。
その後、組合有志による島田療育センターを守る会に対して、感謝状が贈られた。森久保真由美事務部長(社会福祉法人日本心身障害児協会)から、鈴木英弘理事(中野組合長)に献身的な支援について謝意があった。
閉会後、東京都職域支部の取組連絡があり、全国規模の広がり状況を伝えていた。
【議題】
<議決事項>
①2025年重点推進項目(案)について(承認)
②2025年通常総代会(総会)への提出議題(案)について(承認)
<報告連絡事項>
①東防連からの防犯グッズ作製の依頼について
②風営適正化法の一部改正案(概要)について(周知)
③東京国税庁からの「確定申告に関する広報依頼」への協力ホール(41店舗)からのご報告について
④ギャンブル等依存症対策推進基本計画の変更について
⑤eラーニング「パチンコ・パチスロ依存問題基礎講座」の受講のお願いについて
⑥依存問題啓発週間及びポスターの掲示について(拡散要請)
⑦2024年社会貢献、社会還元の実施状況調査結果について
⑧パチンコ・パチスロ奨学金の2025年度給付生の決定について
⑨ワンデーポート主催「多摩川ゆるラン10キロへのお誘い」のご案内について