東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は7月30日、認定NPO法人ワンデーポートの中村努氏(ワンデーポート施設長)に目録(300万円)を贈呈。贈呈式は、東京・市ヶ谷の遊技会館において、7月定例理事会の席上で行った。
東京遊協は、ワンデーポートを視察するなどして、2009(平成21)年より、100万円の寄付を皮切りとして毎年支援を続けている。現在では300万円に増額し、依存対策のエビデンスにもつながる活動として支援を行っている。中村施設長からは、「16年目になる、ご支援をいただきありがとうございます。のめり込み(依存)問題について、パチンコ業界の方々と関係することによって、健康問題として一人ひとりと向き合うことの気づきがあったことに感謝しています。今春に大リーグ選手の通訳の方の不祥事で、また間違ったギャンブル依存症が一人歩きしました。パチンコがあること、遊びを通じて救われている方々がいることは、間違いありません。国・自治体では、病気モデルを基準においていますが、今は少しずつ一人ひとりで向き合う対応もでてきています。そうした寄り添う対応を今後も社会に発信していきたい」と、依存対策の気付きや知見を積む事ができたことは有意義と長年の支援協力に対して謝意を述べていた。
理事会では、阿部理事長からは、コロナ禍が緩和したとはいえ、未だに経営環境は厳しい。組合の総親和だけでは解決できないことについて、政治連盟ということで、取組んでいますと、理解を求めた。議事では、副理事長の選任、組合ファン感謝デーの幹事選定、退任役員の感謝基準を議決事項(原案通り承認)とした他、組合活性化施策について報告があった。理事会後は、島田療育センターの支援に関する事項、pp奨学金の取組み、政治連盟に関する拡充等について説明があった。