東京遊協 「サマーフォーラム2016」開催

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)の機械対策委員会と青年部会は7月6日、遊技会館会議室において「サマーフォーラム2016」を開催。ホール運営に欠かせないセキュリティや法令遵守への対応等について学んだ。

冒頭、青年部の高橋孝幸部会長より、「回収撤去の対応など様々な情報が出ていると思うが、セミナー含め正確な情報共有に努めていきたい。また、意見要望があればお寄せ下さい」と問題共有への取組みを述べた。セミナーは『ホールセキュリティセミナー』『元気・パチンコ・Japan』『法令セミナー』の3本立てで行われた。

ホールセキュリティセミナーは、セデック(株)セキュリティ事業本部検査部の新谷康晴氏、丸山秋彦氏から「最近の不正事例」「今後の傾向と対策」について説明。その中、パチスロのセキュリティ対策の一環として、先頃5.9号機仕様が発表された中、ゴト対策の面からその「役比モニタ」(2017年10月1日)についてふれた。「ゴト行為は主基板へと移行しており、主基板にゴト行為が行われた時、この役比モニタで簡易にチェックする事ができる。非常に意味のある動きといえる」と評価。また、パチンコではアナログゴト、周辺機器に注意を喚起した。

早稲田大学の大野高裕教授(理工学術院)は、『元気・パチンコ・Japan』の取組みとして「外国人に魅力的な国、日本」について言及。外国人観光客から見た日本の魅力について考察しながら、パチンコ業界としての対応施策のヒントとした。

(株)のぞみ総研の日野孝次朗氏は「特例風俗営業者の認定手続解説」について、「特例風俗営業者」という制度の歴史と認定を受けるメリット、要件を説明した。