東京 節電について今冬状況、今夏の予想を聞く

東京都遊技業協同組合(原田實理事長)は1月24日、東京ドームホテルにおいて新年理事会を開催した席上、東京電力(株)から東京支店営業部法人第3グループマネージャー山田部長が、「節電状況」について説明した。

説明の冒頭、「昨年夏は、皆様に多大なるご協力を賜りまして、何とか無事に乗り切ることができました」と深甚なる謝意を述べた。今冬の状況では、供給力では、約5400万Kw台で推移しており、最大電力5150万Kw(昨年最大電力量)のところから、安定供給を確保できる見通し。ただ、「電源の計画外停止や急激な気温の変化による需要増加の可能性もあることから、無理のない範囲での節電へのご協力」を呼びかけた。

今夏の需要見通しについては、「現在精査を続けている段階であり、数値が固まり次第に公表させていただく予定」と、時期的には春ごろになると説明。なお、供給力を超過していたのは、限られた日(猛暑)の特定の時間帯であったことなどのデータ比較から、一辺倒の節電協力の呼びかけにならないよう広報PR面など、工夫と負担の少ない節電の施策に取り組みたいと状況説明した。今夏の電力見通しによっては、東京として組合一丸となって、節電に継続して協力していく姿勢でいる。