札幌遊協 合田理事長が四期目へ

札幌方面遊技事業協同組合(合田康広理事長)は6月30日、ANAクラウンプラザホテル札幌(札幌市中央区)において、第29回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選では、役員28名全員の留任を全会一致で承認した。

総会に先立ち、北海道警察本部の生活安全部保安課の大釜寛貴次席(警視)による行政講話では、道内における遊技業情勢について数字を示し、「遊技人口の減少、店舗数の減少はあるが、ファンが安心して遊ぶ事ができる環境を維持するのがパチンコ業の基本」と位置付けた。また、違法な広告宣伝が多くみられる現状に対しては「のめり込み防止の観点からも重要であり、道警として広告宣伝規制の取締を徹底して行く」とした。その他、①旧規則機の確実な撤去②遊技機流通業務の健全化③遊技機の不正改造事案の絶無、の3点について要請。「特にくぎ曲げ事犯が全国的に横行している。くぎ曲げは遊技ファンの信頼を裏切るばかりではなく、業界全体の社会的地位の向上といったこれまで長きにわたって業界が取組んできた健全化対策を失墜させる行為」とし厳正に対処していくとした。

組合員総数69名中本人出席15人、書面議決出席40人、合計55人が出席し総会は成立。合田理事長は、5月に札幌方面遊技事業協同組合が札幌遊技業協同組合を吸収合併した経緯を報告し、「来年4月1日には、北海道5方面遊協の一本化を実現する予定。現在最終的な協議に入っている」として、「道民に親しまれ、信頼される業界づくりにまい進する」とした決意を語った。

札幌方面遊技事業協同組合