朝日新聞4月27日付は、日本人の「遊び」についての調査結果を発表した。その中で、パチンコは「パチンコ・麻雀・競馬など」で分類され、その該当する結果は次のようだった。
「よくやっている遊び」(現実)の設問では、女性2%、男性15%(全体では8%)。「お金や時間に余裕があればやってみたい遊び」(理想)としては、5%。「遊びに使った時間やお金がむだだったと悔やんだことがあるかどうか」では、よくする人では「はい」が51%。
調査結果の「よくやっている遊び」と「やってみたい遊び」を見比べ、今の大人は「すき間の遊び」と「固まりの遊び」のバランスが取れていると解説するのは、森下みさ子教授(白百合女子大)。仕事や日常生活の合間にリフレッシュをはかるものが、「すき間の遊び」。日常から離れて時間やお金をたっぷり使うのが「固まりの遊び」。今の子どもは、「すき間」「固まり」の遊びを覚える前に体験すべき「土台の遊び」の場が減っていると指摘した。
同調査では、超党派のIR議連の動きにも関連して、カジノについても質問している。「ギャンブルができるカジノは日本は現在禁止されていますが、地域を限定して設置できるようにする構想があります。この構想に賛成ですか。反対ですか。」(賛成35、反対54)。「もし国内にカジノがつくられたとしたら、そこでギャンブルをしたいと思いますか。そうは思いませんか。」(したい17、思わない80)。
なお、この調査は、全国から3000人を選び3月30、31日に調査員が個別面接で実施。有効回答は1531人(回答率51%)。対象者の選び方は層化無作為2段抽出法。