日電協・日工組 ボーナストリガー(BT機)に関するプレス発表会開催

日本電動式遊技機工業協同組合(小林友也理事長)・日本遊技機工業組合(榎本善紀理事長)は2月25日、東京・中央区の日工組組合事務所会議室において、ボーナストリガー(BT機)に関するプレス発表会開催し、業界各誌や一般スポーツ紙、ネットメディアなどが集まった。

冒頭、挨拶に立った日工組の榎本理事長は、「我々両組合は6.5号機、スマスロなど依存症問題など時代の流れで厳しい中で色々と対策を進めて参りました。また、パチンコも色々と対策を進めている最中です。それと共にホール団体様とルールの改定や専用景品、再プレイ手数料など時代にあわせ、皆さんと知恵を絞ってファンが増えるように頑張っている中で今回、BT機がお披露目ということになりました。パチスロの新たなジャンルということで、これを機会にファンが増えて、業界の右肩下がりが止まって、明るい未来に繋がる新たなジャンルとして確立できるように、皆さま方のご理解とご協力をお願いします」と語った。

続いて立った日電協の小林理事長は、「昨年8月にプレス発表させていただいた新たなジャンルであるボーナストリガー機についての中で触れましたが、遊技業界はホール数の減少、ユーザー数の減少により、非常に厳しい状況となっております。この状況を打破するためには、ユーザーの離反を防止し、さらには新規のユーザーを獲得することが必須であると考えております。そのために日工組・日電協は、多種多様なパチスロ機が提供できるよう数年前から行政に相談させていただき、昨年8月に解釈基準が改正となり、BT機という形で実現が可能となりました。BT機は昨年11月から型式試験申請を開始し、適合を受けた機種もございます。開店日につきましてはスマスロの時と同じように多くのユーザーに遊んでいただくためにも数機種、同時開店とすることを考えております」と述べた。

日電協の大泉副理事長が、ボーナストリガーのポジショニング、開発意図について説明。「BT機はこれまで6割強の市場を作ってきたAT機と、3割の市場を作ってきたAタイプというものの2つの大きなカテゴリーに分類されていた遊技機ジャンルがありました。今日発表するBT機は、これらの中間にあたるスペックを持つ機種となります。AT機は出玉性能や刺激的なゲーム性を提供しております。一方、Aタイプ機は安定的な出玉と初心者にも理解しやすいというゲーム性を持っております。BT機はその中間のエリアを作っていこうというのが開発意図です。BT機はプレイヤーにバランスのとれた満足度の高い遊技体験を提供することが可能となります。出玉量だけでなく、演出面でもプレイヤーの興味を惹き付け、遊技機としての新たな魅力を感じていただけるものと考えております」と述べ、BT機はリアルボーナスを高確率で抽選できる点、3枚かけと1枚・2枚かけのような確率帯、その2つの確率帯を組み合わせた遊技性がBT機の特長とした。

また、BT機の遊技性について高遠技術副WG長が説明。BT機は5パターンの遊技性が想定される。①ループタイプ=ボーナスが連チャンするループタイプボーナスを実現②ノーマル+プレミアループタイプ=基本はノーマルタイプだが、低確率で突入する高継続率ループボーナスを実現③引き戻しループタイプ=ボーナス当選で必ずBTに突入し、ボーナスの引き戻しループを実現④ボーナス2回セットタイプ=2種類のボーナスを繋げることで、ノーマルタイプを超える枚数を実現⑤ボーナス獲得枚数上乗せタイプ=複数のボーナスを繋げることで獲得枚数上乗せボーナスを実現

日本遊技機工業組合(日工組)
日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)