一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)の近畿支部(増田光均支部長)は10月3日、KKRホテル大阪において、令和6年度支部総会並びにセミナーを開催。なお、同支部設立は1990年であり、35回目の支部総会となった。
平山信幸保安課長(大阪府警・生活安全部)、波多野健広警視(近畿管区警察局広域調整部広域調整第1課次席兼調査官)が来賓出席した。行政講話において、平山保安課長は、①依存・のめり込み対策について(自己申告・家族申告プログラムの業界挙げた実効性ある運営連携、基本計画に準じた当事者関係者に寄り添った対応)②各種ガイドライン(自主規制)の運営による健全化について要請。業界唯一の横断的組織として健全化への率先を期待した。
和久田守彦副支部長の開会あいさつに続き、増田支部長は、大阪はIRの認定を受け、のめり込み対策への関心が高いことから、自己申告・家族申告プログラムの普及徹底に取組んでいる中で、ガイドライン3部作の遵守を要請した。西村会長は本部を代表して、業界4団体が自主規制としてガイドライン3部作の意義を強調した。また衆議院議員選挙、参議院議員選挙が迫っており、業界として応援できる範囲での対応を心がけたいとした。
御手洗伸太郎専務理事が日遊協活動について説明を加え、自主規制ガイドラインの協議進捗に関しては、私見を含める中で一部、広告宣伝の中でイタチごっこの対応状況を解説。ガイドライン逃れの詭弁対応があれば留意しているとした。また、貯玉再プレイのガイドラインにおいては、お客様との契約であるとして、厳正な運営が大前提とした。続き、宮垣道輝副支部長の閉会で支部総会を終えた。
その後、支部セミナー第1部は根木佳織氏(公益社団法人Civic Forcus代表理事)による「遊技業界における災害時支援の可能性」~ひとりでも多くの命を救うために~を拝聴。続く茂木欣人氏(エンパチ総研代表・日遊協風営法PTリーダー)の講演では、「広告宣伝ガイドライン最前線」と題して、デザイン表現の案件について、適正な運用をホール企業が主体的に自覚管理していくことがガイドラインの尊厳とした。
懇親会では、平川容志理事長(大阪遊協)が祝辞。渋川諭副支部長の乾杯の音頭により、懇親を深めた。