一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)の東北支部(谷口久徳支部長)は12月8日、東北遊技機商業協同組合(髙橋一則理事長)とNPO法人エコキャップ推進協会(矢部信司理事長)との合同による子供食堂に対する社会貢献活動を実施した。
日遊協東北支部においてはこれまで各種の社会貢献活動を実施しており、児童養護施設に対する社会貢献活動として、夏季における夏祭り大会、冬季におけるクリスマス大会等を実施してきたが、新型コロナ感染拡大により、これらの活動を自粛せざるを得ない状況になっていた。その一方で、社会的弱者である母子家庭がコロナの感染拡大により収入が激減した家庭も散見され社会問題となっている状況を踏まえ、活動方針として東北6県の子供食堂に対する支援活動を通じて、社会的弱者を少しでも支援することとし、昨年は、岩手県内の子供食堂に対する支援活動を実施した。
今回、福島県郡山市内の子供食堂に対する社会貢献活動を実施することとなり、選定した基準として継続して定期的に開催している子供食堂を選定することになり、調査の結果、「まちなか広場Perch」(岡部陸子代表、毎週木曜日のみ開設)と「つばさ会子供食堂」(遠藤洋子代表、毎週火・木曜日開設)が条件に合致することになった。どちらも毎週木曜日に開設日であることから、12月8日の木曜日を活動実施日に選定した。
「まちなか広場」は、岡部代表(社会福祉士・精神保健福祉士)と和田由紀子副代表(社会福祉士)の2名で活動しており、街中に一軒家を活動拠点にして利用者が母子合わせて30名程度が定期的に利用し、地域福祉拠点となっていた。また、「つばさ会」は、遠藤代表の他にスタッフが20名程おり、活動日には交代で7名程度がボランティア活動をして子供食堂を運営していた。利用者は多い時では、80名程の母子家庭や父子家庭が利用しており、公民館を活動拠点にしていた。
日遊協東北支部と東北遊商からは、お米各30キロの合計60キロ、ニラク(株)からは、ツナ缶・レトロト食品・カップ麺等の保存がきく食品の1セットを70セット準備。また、エコキャップ推進協会からは、乳酸菌ドリンク(10個入り)2箱、ミルクゼリー果肉入り(10個入り)8箱の他にエコバック等を協賛品として提供した。また、日遊協東北においては、前回の活動で準備していた使い捨てマスク(50枚入り)40箱を合わせて支援活動に加えた。
地域福祉の拠点として活動している「まちなか広場」からは、「コロナの影響もあり支援物資活動も停滞気味になっていたので大変助かります。大切に使わせて頂きます」。また、「つばさ会」の遠藤代表からは、「コロナの影響もあり現場で食事を取る事が難しくなっており、お弁当形式に変更して現在対応しております。お米や保存がきく食品なので助かります。もう少しでクリスマスが来ますのでその時に利用させて頂きます」と、それぞれ謝辞があった。
■参加ボランティア
一般社団法人 日本遊技関連事業協会東北支部、ニラク(株)、(株)ユーギシステム、(株)ピーエスリサイクル東北、J-NET(株)、東北遊技機商業協同組合、NPOエコキャップ推進協会事務局