一般社団法人 日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長)東北支部(谷口久徳支部長)は9月20日、仙台市内のパレスへいあんにおいて、支部総会並びにセミナーを開催した。
挨拶に立った谷口支部長は、「時代は完全に変わってしまった。40年前にフィーバー機が登場し、翌年にはゼロタイガーが出た時代は全ての業界が順風満帆だった。現在の業界は非常に厳しい。一番は世論であり、いい風が吹くように東北6県が手を取り合いながら、この状況を乗り越えていかねばならない」と述べ、来賓挨拶に立った庄司会長は、「依存症対策による本人同意無しでの入店制限や来年4月に向けた受動喫煙問題からの店内禁煙、消費税のアップやキャッシュレス、働き方改革など急速な変化に対応し、遊び方改革として業界が新しいものになっていかねばならない」と語った。
谷口支部長を議長として議案審議は承認。堀内専務理事より業界の動向について、浜田常務理事より、日遊協活動についてレクチャーした。
実務セミナーでは宮城県警本部の松川生活安全企画課長補佐、人間力総研の二瓶社長、フィールズの栢森氏よりそれぞれ講話、講演が行われた。松川課長補佐は、依存症対策における家族申告プログラムの店舗導入について宮城県の2割程度にとどまっており、対策の一つの指標ともなるものであり、導入の促進を要請。また、18歳未満の可能性のある者について身分証の提示を求めるなど厳格化しており、罰則規定もある為、検挙されれは営業取消の事由になるという事を踏まえて運用すべく訓話した。