一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)の中部支部(榎本悟支部長代行)は8月7日、「子どもの車内放置撲滅キャンペーン」を実施した。熱中症アラートが続いており、子どもが車内に放置され、熱中症に陥ったというような取り返しのつかない事故を防ごうという呼びかけ含め、訓練を実施して地域に呼びかけた。
遊技業界では、7月・8月の2カ月間を「車内放置特別強化期間」として位置付けており、全国各地区、各関係者で取組みが行われている。中部支部は、マイカーでの利用率も高い地域性でもあるところから、幼い命が車内放置で犠牲になるような痛ましい事案が未然に防げるようキャンペーンを企図したもの。8月のお盆休み前ということで8月7日、愛知県尾張旭市のKEIZ尾張旭店((株)平成観光)の駐車場(立体駐車場含む)において実施。日遊協会員の他、守山警察署(生活安全課)、守山旭少年補導委員会、愛知県中央児童・障害者相談センター、尾張旭市、中部遊技機商業協同組合、回胴式遊技機商業協同組合など、約30名が参加した。
中部地区では、平成24(2012)年にパチンコ店駐車場で乳児の車内放置による死亡事案が発生。長年、ホール駐車場での巡回励行を行ってきた。これを受け翌年より、さらに強化して取組みを行っていたところ。コロナ禍により、一時中止していたが、昨年より再開して、二度と同じような事案が発生することないよう、啓発活動を続けていきたいと、今回の開催意義を確認した。
その後、参加関係者が店舗の駐車場・立体駐車場(800台収容可能)を巡回活動。参加した関係者(店舗従業員含)は、懐中電灯を手に車の中を1台1台のぞき込み、途中、後部座席までくまなく確認するなど真剣な面持ちで、啓発チラシを乗車していた一般の利用者に配りながら、一台一台見回っていた。なお、その模様は地元の新聞社が取材を行っていた。