一般社団法人 日本遊技関連事業協会中部支部(山口悟支部長)は1月20日、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスにおいて「中部支部新年祝賀会」を開催。支部会員を中心とした51名が集まり新年を祝した。
祝賀会に先立ち、挨拶へと立った山口支部長は「現在、業界は大変厳しい状況にあります。遊技人口は1000万人を割る970万人となり、中でも若者のパチンコ離れは深刻な問題となっています。また、パチンコ営業の健全化・適正化に向けた様々な問題もあります。特に依存症問題と不正防止については、積極的に対策を進めていかなくてはなりません。2020年の東京オリンピックは、遊技業界を活性化させるチャンスの年とも考えています。その時の為にも、支部の皆様をはじめ、業界が一丸となって問題の解決に取り組んでいきたいと思います」と語り、健全化への協力を呼びかけた。
来賓には同協会の庄司孝輝会長や、愛知県遊技業協同組合の西原英烈理事長、中部遊技機商業協同組合の林和宏理事長らが列席。壇上に上がった庄司会長は「今後IR法案が出てくると、依存症問題は必ず課題となってきます。それまでに、業界がどのようにして対策を進めて行くのかをきちんと示して行かなくてはなりません。また、遊技人口の問題がある中で、ファンの開拓は必要不可欠です。若年層といった、新たなファンを取り込むには、よりユーザーに合った機械を開発する事が重要となります。そうした中で日遊協では、日工組さんが団体加盟できる状況を整えました。今後はメーカーとも協力しながら、ファン開拓に向けて取り組んで行きます」と祝辞を述べた。
続いて西原理事長は「先代が業界を託してくれたように、我々もまた後世へ業界の良い部分をきちんと残せるようにして行かなければなりません。その中で今年は、業界全体の橋渡しとして活動を行ってきた日遊協さんの力が、発揮される年になるのではないかと思っています。我々としても、日遊協さんや中部遊商さんをはじめ、業界の方々と力を合わせ、前へ進んでいきたいと思います」と語った。