一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)の中部支部(榎本悟支部長代行)は8月1日・4日の両日、「子どもの車内放置撲滅キャンペーン」を実施した。連日厳しい暑さが続いており、子どもが車内に放置され、熱中症に陥ったというような取り返しのつかない事故を防ごうという取組みとなっている。
遊技業界では、7月、8月の2か月間を「車内放置特別強化期間」として位置付けており、全国各地区、各関係者で取組みが行われている。炎天下が続いており、中部支部は、マイカーでの利用率も高い地域性でもあるところから、幼い命が車内放置で犠牲になるような痛ましい事案が未然に防げるようキャンペーンを企図したもの。皮切りとなった8月1日、愛知県名古屋市のサンシャインKYORAKU平針店の駐車場等において実施。日遊協会員の他、天白警察署、天白区民生子ども課、中部遊技機商業協同組合、回胴式遊技機商業協同組合など、約20名が参加した。2回目は8月4日、三重県にあるキング観光サウザンド鈴鹿店において実施。三重県鈴鹿警察署、鈴鹿市役所子ども家庭支援課、中部遊技機商業協同組合、回胴式遊技機商業協同組合など19名が参加した。
この時期、車内の温度が上がりやすく特に注意が必要であり、子ども連れではない利用者の気付きにもつながるよう車内放置撲滅キャンペーンを行った。4日のキング観光サウザンド鈴鹿店では、警察、自治体、業界関係者、店舗スタッフが集まった巡回前の際、車内放置を発見時、どう適正に対処したらよいのかの優先順位の再確認もあった。緊急性が生じる場合には車のガラスを割るという行為も人命にはかえられないということで、参加者は真剣な面持ちで、啓発チラシを一般の利用者にも配りながら、駐車している車を一台一台見回っていた。