日遊協中国・四国 長鋪支部長を再選

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)の中国・四国支部(長鋪昭壱郎支部長)は10月21日、広島市内の広島ガーデンパレスにおいて、令和6年度支部総会を開催。任期満了に伴う改選案件では、長鋪支部長以下副支部長ともに全員を再選した。

支部総会では、中国四国管区警察局から総務観察・広域調整部の水原義猛広域調整第一課長、広島県警察本部から生活安全部塚本生活安全部の塚本信己総務課管理官兼許可等事務担当室長が出席した。長鋪支部長は、支部長としての2年間を振り返り、「目まぐるしい情勢が続いたが、3つのガイドラインが打ち出された。業界団体が協議しながら、取組んでいる」とした。その中で、自己申告・家族申告プログラムは、日遊協支部は100%だが、中国・四国全体では、91%(8月末現在)余の状況にあり、今一度推進のための呼びかけを呼びかけた。最後に、会員減少の傾向に歯止めをかけるため、横断的組織としての使命を持って、連携強化に努めようと述べた。

所要のため欠席した西村拓郎会長からはメッセージが届いた。会長に就任してから4年が経過。就任直後はコロナ禍の中だったが、2期目には、スマート遊技機の導入、広告宣伝、賞品提供、貯玉再プレーのガイドラインを打ち出せるなど、ホール営業にとってより良い取組みが実を結んでいる。行政との強い信頼関係のもとに実現できたもの。業界パーパスを提起して、遊技産業の存在意義を明確に発信した。この業界パーパスのもと、一丸となって協力して欲しいと要請した。そして来賓を代表して、水原第一課長が祝辞。支部の社会貢献活動に敬意を表した。業界パーパスのもとに、ぱちんこの魅力を積み上げて欲しいと述べた。また、安全・安心の提供にも貢献して欲しいとし、種々困りごと(防犯面等)が発生した場合には、速やかな通報を要請した。

総会に入り、長鋪支部長を議長に選任し、全3議案を上程して原案通り承認した。日遊協活動報告として御手洗伸太郎専務理事が担当。警察庁との連絡会議で、ガイドライン等の広告宣伝の進捗など、これまでの対応を報告した。

セミナーでは、茂木欣人氏(エンパチ総研代表・日遊協風営法PTリーダー)が担当し、「広告宣伝ガイドライン最前線」と題して、デザイン表現の案件について、適正な運用をホール企業が主体的に管理していくことがガイドラインの生命線とした。続いて、「業界の現状と今後の課題」と題して、大饗裕記理事長(回胴遊商)が講演した。その後、「遊技業界の健全営業について」では、新宅武公課長補佐(広島県警生活安全部生活安全総務課)が、特殊詐欺への注意喚起、ぱちんこの法令遵守、広告宣伝について要請した。

また、懇親会では延川章喜理事長(広島遊協)が来賓祝辞を述べ、大饗理事長(回胴遊商)の乾杯の音頭により、懇親を深めた。

【新役員】(敬称略)
支部長/長鋪昭壱郎
副支部長/松田高志、平山 剛、大串公持、稲村孝尚
相談役/後藤信行、平本直樹

一般社団法人 日本遊技関連事業協会