一般社団法人 日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長)は7月8日、東京・中央区の三洋グループビルにおいて、平成28年度第2回目となる「女性活躍推進フォーラム」を開催。今回は、学生起業家33年の(株)コスモピア・田子みどり社長を迎えて「ワーク・ライフ・バランスの本質とは」と題して基調講演を聞いた。
田子氏は、雇用均等法制定以前の1983年に女子学生ベンチャーとして創業。日進月歩に発達する社会の中で女性のセンスや表現力を生かし、女性の継続的な仕事を生み出そうという理念を持って実践している女性経営者の一人。時代は刻々と変わり「誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない」というワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)が求められているとした。そして、遊技業界に携わる一員として、ワーク・ライフ・バランスの実現をどう体現していけるかについて、参加者一人ひとりの生き方について問いかけ、志を持つ事の大切さを説いた。その後、ディスカッションを行い、今後の課題の進め方、分担などを協議した。
同フォーラムは、女性も働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業、業界づくりの一環として人材育成委員会(前田竜哉委員長)が企画開催している。会員企業の枠を超え女性社員通しが一緒に現状の課題抽出や改善策の模索、キャリアプラン、ワーク・ライフ・バランス等について認識を深め、第5回(2017年1月27日)にその成果発表を行う。