一般社団法人 日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長)は1月24日、東京・中央区の三洋グループビルにおいて、第4回目となる平成30年度「女性活躍推進フォーラム」を開催。加盟14社より女性正規社員19名が参加した。
総仕上げのフォーラムは、4チームがそれぞれテーマを持ち、8カ月間練り上げた企画のプレゼンテーションを行った。参加した女性社員たちを派遣した会員企業の人事、総務などの担当者も招かれ、その成果を確認。プレゼンテーション後の投票でCチームの「ウエルカム・バックアップ・プロジェクト」が最優秀賞に選ばれた。
同プロジェクトは、「産休・育休に関わる動画の作成・公開〜WELCOME BACK UP〜」を提案した。女性としては、ワークライフバランスの大きな比重を占める結婚そして出産。この結婚・出産というライフステージと折り合える働き方について、女性の職場復帰、男性含めた育休制度などの促進につながる啓蒙・周知していくための動画作成づくりを行った。「女性は結婚したら家庭に入る」「妊娠したらもう働けない」という考えが根付いてしまっている企業が未だにある。産休・育休制度があるのに、認知度が低い、前例が少ない現状もある。特に勤続5年以内の女性社員、そして結婚・出産したら働けないという固定観念が根強い事から、動画を通して、産休・育休対象者をバックアップしたいという目的。動画を選択したのは、「何度も見る事ができる」「映像と音楽で記憶に残す」「収録時間がわかり、計画的に視聴が可能」というもの。
前田竜哉人材育成委員長が総評。「これまで4回開催してきた女性活躍推進フォーラムです。回を重ねるほどにレベルの高い提案が出されています。是非とも、自社に持ち帰っていただき、最初の取り組みは自社から、スモールステップからはじめていただきたい」と述べた。①自社に持ち帰って実践②女性だけでなく男性にも納得できる内容③社員都合ではなく会社・経営陣にも受け入れられ、企業としてのメリットを示すことなど、女性活躍推進の広がりに期待した。
実務に役立つセミナーでは、コミュニケーションのプロ・桑野麻衣氏が、「人材育成に求められるコミュニケーションスキル向上セミナー」と題して講演した。最後に場所を変えて懇親会を開き、業種や企業の垣根を越えて親交を深めた。今年度のフォーラムは、「in東京」4回、「in九州」3回開催した。