一般社団法人 日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長)は5月18日、宮城県仙台市・荒浜の北山国有林において「日遊協共生の森 仙台」の植栽活動を行った。
参加したのは、社会貢献・環境対策委員会委員や九州、東京・関東、北海道、東北の各支部から集まった100名をはじめ事務局員、埼玉森林サポータークラブの指導者ら109名で、大粒の汗を流しながらの作業を行った。今回は、一昨年から2年連続して植栽活動をしてきた荒浜一本杉南付近の田ノ神地区国有林から場所を移転し、平成25年に事業活動を行った北山国有林地区の新たな6区画において実施した。
当日は、社会貢献・環境対策委員会のメンバーや各支部からの参加者らによって午前10時30分に現地集合。直ちに決められた班ごとに整列し、「ケガの無いよう、楽しく作業しましょう」という知念安光社会貢献・環境対策委員長・理事のかけ声で開始式を行った。続いて埼玉森林サポータークラブのメンバーから植栽に際しての指導を受けた後、6班に分かれ各担当区画での作業を開始した。昼食後は、平成25年に植栽した松林に移動し、下草刈りや松の成長に影響する葛の蔓や張り出した根を掘り起こしたり、切断して除草剤(ケイピンエース)を差し込むなどの保全活動を行った。
また、作業後は、近くにある震災遺構・旧荒浜小学校を訪問。昨年開設した震災の記録展示室を仙台市職員の担当者の説明を受けながら約1時間見学した。この後、駐車場において終了式を行い、福地委員長が、「震災後8年が経過しましたが、現地に赴くと復興はまだまだ途上と言う事がよく分かります。私たちの小さなお手伝いですが、将来地元の人々から評価していただけるようになる事を願い、これからも何らかの形で、復興のお手伝いを続けて行きたい」と感想を述べ、解散となった。
「日遊協共生の森 仙台」は、2013年から始まり、仙台市荒浜地区、名取市下増田地区、東松島市矢本地区、同浜市地区にクロマツ、ヤマザクラ等の植栽を行い、今回までの植樹累計は1万3000本を超えている。