日遊協 令和2年度第4回「女性活躍推進フォーラム」Zoom開催

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)は1月21日、令和2年度第4回目となる女性活躍推進フォーラムをオンライン開催。会員ホール企業など19社から女性正社員31人が、1カ月店長体験を試みた。

前回は、「インバスケット(未処理箱)思考〜究極の判断力を身につける」のセミナーによって優先順位をつける力と問題解決の力を養い、生産性を高めていく上で大変重要な時間管理の意識を高める事を学んだ。今回は、身近なテーマで投資と経費コントロール、利益の視点を学び、営業店で動くお金の流れを楽しみながら把握するため「1カ月店長体験セミナー〜人が動けば数字が動く〜」を受講。立川美夏子講師(エンビズ総研)の指導のもと店長体験にチャレンジし、店長の役割、能力について今一度再認識した。

立川講師からは、店長(管理者)の役割について、「リーダー(Leader)」「フォロワー(Follower)」「プレイヤー(Player)」「コーディネーター(Coordinator)」「パートナー(Partner)」の5つを併せ持つとした。

その後、店長シミュレーションでは、遊技台600台(P400台・S200台)、郊外店、通常稼動率30%の店舗を1カ月担当。営業施策としては新台入替、広告宣伝(チラシ等)、追加人件費などを選択して、どういった営業ができるか、収益と費用の相関関係を模索した。「今回のシミュレーションは、それぞれの条件を選択して、数値で見極められるかを養うものです」と実務講座の狙いを伝えた。

同フォーラムは、女性活躍のテーマに絞り、学びと創造の場として平成27年度から開始。女性も働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業、業界づくりの一環として人材育成委員会が企画開催している。会員企業の枠を超え女性社員同士が一緒に現状の課題抽出や改善策の模索、キャリアプラン、ワークライフバランス等について考え、それを自社において広める側になれるよう養成している。今年度はコロナ禍という事で、全5回はZoomにより開催している。いよいよ2月は各班でプレゼンテーションを行い、総括の予定となっている。