日遊協 ファンアンケート2010年度版、未経験・休止者パチンコ体験調査中間報告を記者発表

日本遊技関連事業協会(深谷友尋会長)は、毎年行っている「パチンコ・パチスロに関するファンアンケート調査」(ホール来店客調査)の2010年度版と、初めて行なった「未経験、休止者のパチンコ体験対面調査」の中間報告書をまとめ、10月14日に都内中央区の日遊協本部で日遊協明日の遊技機創造室、茂木欣人副室長が会見発表を行った。

ホール来店客調査は、全国134ホール、2494人が有効回答。来店頻度や投資金額といった例年同様の設問の他に、
・禁煙ホールの是非
・公営ギャンブル活動の有無
・中断経験、その理由
・ホールまでの交通手段や時間
・貸玉の多様化に関する設問
などを新設。パチンコファンの喫煙率は一般成人に比べて非常に高く、完全禁煙の実施は時期早尚、高頻度プレイヤーほどホールまでの移動時間が短い点など、興味深い結果が集計された。

「未経験、休止者のパチンコ体験対面調査」は、2010年8月に、まったくの未経験者9人、10年以上休止している休止者23人を都内港区のピーアーク銀座店に集め、2000円分を充填したICカードを配布、1円パチンコを遊技してもらい、その前後にアンケート調査を行った。

その結果、未経験者、休止者ともに、体験後は約6割が「お金が掛かる」、「ギャンブル」、「騒音」、「タバコの煙が充満している」といった事前イメージが変化した、と回答。パチンコを始めたきっかけの筆頭となっている「(友人、知人などに)連れて行ってもらって」という機会の重要さが改めて浮き彫りとなったが、業界団体が行っている施策がまったく伝わっていない点、遊技プロセスの説明はあっても、併せて楽しめるポイントを伝えなければ「意味不明」となってしまう点などが判明。今後の団体、業界運営に活かしていきたいとした。