一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)は10月15日、オンライン形式において、令和2年度女性活躍推進フォーラムをスタート。会員ホール企業など18社から女性社員31人が参加した。“人生を楽しく、仕事を楽しく”というテーマを通して、課題の抽出や改善策を模索し、さらに働きやすい職場環境を作るための場と、それを後押しする学びの機会として、6年目はオンライン形式で5回にわたり進めていく。
担当役員の都筑善雄理事は、「女性が活躍している企業は成長しているという世界的な潮流から、この取組みを続けています。一方で世の中も変わってきている中で、女性活躍の場が広がっているのかというと、なかなか難しいところもあるようです。私どもの業界は社会からオープンにはなかなか見られていません。こうした機会に各社の方々とコミュニケーションを進めて、良いところはどしどし取り入れる姿勢で臨んでいただきたい。ただし、コロナ禍で、オンラインではなかなか意思疎通が難しいかもしれません。ツール操作のノウハウを磨きつつ、半年間になりますが、色々な意見をぶつけ合って、新たな基本を作っていけるようにして下さい」と開催意義を述べた。
はじめに、企画運営する人材育成委員会の水野賢一副委員長より、日遊協の活動と女性活躍推進フォーラムの意義などを説明した。「今以上に女性の活躍できるよう企業は、求められています。このフォーラムをきっかけに、魅力ある業界づくりへの流れを変えていければと思っています。社会、会社、個の壁とまだまだあると思いますが、まずは会社、個の壁を切り拓いていける事を考え見つけてほしい」と挨拶した。
基調講演として、コーチングスキル習得を目指し、講師として、まつもとゆみ氏(デライトコミュニケーションズ(株))により「個を活かす組織づくり〜部下の主体性と組織の生産性を引き上げる関わり〜」についてレクチャーした。まつもと講師は、「わたしにとって理想の上司とはどんな存在か」を皮切りとして、傾聴・承認・質問のコーチングスキルを使うことで、フォーラムの課題づくりに役立てた。
同フォーラムは、女性も働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業、業界づくりの一環として人材育成委員会が企画開催している。会員企業の枠を超え女性社員同士が一緒に現状の課題抽出や改善策の模索、キャリアプラン、ワークライフバランス等について考えていく。また、議論が深まるようなセミナーの実施、ネットワーク形成など企画していく。今年度はすべてオンラインで4回かけ、来年2月の第5回にはプレゼンテーションを開催する予定となっている。