日工組 「LT(ラッキートリガー)3.0プラス」記者発表会開催

日本遊技機工業組合(榎本善紀理事長)は4月8日、東京中央区の同組合事務所において「LT(ラッキートリガー)3.0プラス」記者発表会を開催し、業界誌や一般マスコミ、ネットメディアなど多数が集まった。

会の冒頭あいさつに立った盧副理事長は、「さかのぼること1月の賀詞交歓会において触れさせていただいた、新基準機となる『LT3.0プラス』が令和7年7月7日から導入するということで告知をさせていただいておりましたが、本日あらためて発表させていただくところです。パチンコの新たな幕開けを迎えるべく、日工組加盟メーカー各社が準備に勤しんでおります」と語り、今回2つの大きな進化をしているとして、1つ目はスマートパチンコにおけるラッキートリガーの進化。2つ目はP機とスマートパチンコにおける時短の新たな使い方。これによってもたらされたゲーム性の進化となり、ラッキートリガーについて振り返ると、令和5年3月から搭載が可能となり、その独自の出玉の波は多くの皆様からご好評いただいております。昨年の夏にはLT2.0として、ラッキートリガーへの割合を見直し、さらなる進化を図った。今回ではスマートパチンコに特化し、より魅力的な出玉の波の創造を行い、お客様・ホール様への一層のご満足を提供できるものと自負している。ある調査によれば、ラッキートリガーの認知度は60%を超えており、既に遊技された或いは遊技したいという方々も60%を超えており、このことからも大きな期待をいただいていることを実感しているとした。今後は加盟メーカーから多彩なラッキートリガーのゲーム性を搭載した遊技機がリリースされて、お客様の期待に応えられるものとし、プラスの部分として時短の使い方を警察庁から認可をいただいて、ゲーム性を大幅に拡張することができた。これによっていわゆるラッシュ中や通常中の時間において、より楽しい遊技の時間を提供できるという。現在のパチンコ市場にみられる少しの懸念についても考慮しており、プラスの部分をライトミドルやライト帯に搭載することで既存の遊技機での不満点を解消できるものと考えているとし、「これによってライトやライトミドル帯の機械のリリースも増えてくる。射幸性に頼ることなく、市場のラインナップを豊かにすることができると確信している」と語った。

プロモーションムービー放映の後、清原技術委員長より説明があった。①LT機の条件変更(e機のみ)で、従来LTによる獲得出玉が占める割合はLT2.0(全体の2/3以下)、初当りを含む獲得出玉期待値3200個未満が、LT3.0では全体の4/5以下とより身近になり、獲得出玉期待値も6400個未満でチャージ当りが不要になる。②時短の性能仕様変更(P機・e機共通)では次回の時短性能は大当り図柄/c時短図柄に加えて遊技状態(低確/時短有無)、滞在していた時短の性能で決定できるなど、様々な移行契機を搭載したパチンコ開発が可能となる。

日本遊技機工業組合(日工組)