(株)ユニバーサルエンターテインメント(本社/東京都江東区)が特別協賛する女流名人戦・第49期「岡田美術館杯女流名人戦」5番勝負の第1局は1月15日、 岡田美術館(神奈川県箱根町)において開催。第1局は110手で挑戦者の西山朋佳女流二冠が先勝した。女流名人戦は、女流棋士の誕生とともにスタートした最も古い歴史と伝統のあるタイトル戦となっている。
15日の対局当日、岡田美術館の日本庭園内にある開化亭の対局室では、小林忠館長(岡田美術館)の振り駒で、「歩」3枚により、伊藤女流名人の先手で始まった。先手(伊藤女流名人)は序盤より、受けによる包囲網、西山女流二冠はその網を破る応酬の展開。昼食休憩を挟む時間帯では、お互いにツバ迫り合いが続いた。
午後からは、大盤解説会(解説者/高見泰地七段、聞き手/中村真梨花女流三段)がライブ配信。伊藤女流名人の受けに、西川女流二冠が激しく先手陣に迫り切った一局だった。第2局は今月22日に、島根県出雲市の「出雲文化伝承館」で行われる。